ハワイで新規に事業を起こす難しさについて
・ハワイで全く何もない状態からからビジネスを立ち上げるのは非常にり困難です。例えばお店を出店する場合、内装工事の許可がおりるまで1年程度かかることもあります。その間も家賃を支払わなければならず、結局開業を断念することもあります。また許認可が必要なビジネスでしたら、その新規の許認可の取得は容易ではありません。ハワイで各種事業のライセンスを取得することはとても複雑な手続きが必要なのです。
ですので、ハワイで既に運営されている事業を見つけて買収することは日本以上に意義があります。M&Aにより今いる従業員をそのまま雇用すれば、顧客も含めてそのまま引き継げます。スタッフを集めることもハワイでは容易ではありませんので、M&Aの手法は新規に事業を始めるよりも何倍も容易にビジネスをスタートアップすることが出来ます。つまりこのM&Aの手法により、新規で起業するよりもはるかに容易にハワイに進出することが可能になるのです。
M&Aのメリット
■買収する側のメリット
・新規に許認可を取得する時間やコストを削減することができます。
・内装工事が不要なので、ハワイではとても多い長期の工事許可待ちをする必要がありません。
・什器・設備・備品などをそのまま取得することができます。
・ハワイでは新規にスタッフを採用することは困難ですので、新規にスタッフを雇用する労力・コストを削減できます。
・ハワイでは従業員の社会保険関係の仕組み作りが大変ですから、そのまま従業員を引き継ぐことにより社会保険関係の仕組みも引き継ぐことができます。
・従前の顧客をそのまま引き継ぐことができますので、広告・宣伝費用を大きく削減できます。
・買収する事業が持つ独自の技術・ノウハウ・営業力を取り込むことができます。
・すでに日本で事業を行っている場合は、ハワイの事業を買収することにより、日本とハワイのコラボレーションによる相乗効果が期待できます。
・つまり、ハワイのビジネスを買収すれば、一から新規事業をスタートさせるよりも、はるかに少ないリスクでハワイ進出することができるのです。
■譲渡する側のメリット
・賃貸契約をしている場合、高額な原状回復費用の削減が可能となります。 通常であれば、店舗や会社を閉店・廃業する際には、内装や設備などをスケルトンにして現状に回復する義務があります。そのためには大きな費用がかかりますが、これを削減することができます。閉店・廃業する方にとっては無駄な費用をなくすことができます。
・M&Aによる売却により売却益を得ることができます。M&Aを利用されることで上記の撤収・撤退費用を抑えることができますし、売却して利益を得ることができます。仮に無料で売却したとしても高額な撤収・撤退費用を支払う必要がありません。売却益により別のビジネスをスタートする方も多くいらっしゃいます。
・これまで一緒に働いていたスタッフの継続雇用が可能となります。通常は店舗や会社を閉鎖すればスタッフは職を失くします。しかし、スタッフも事業譲渡・会社買収の対象とするならば、そのままスタッフの職が確保できます。経営者としての従業員に対する雇用責任を果たすことができます。
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